DIYで作るフリーランスWebデザイナーの事務所の作り方

年明けからコツコツと作っていた事務所がようやく完成しました。こちらのnoteでは実際にどのような作業が発生したかを書いていきたいと思います。

今回事務所を作るにあたり、友人の設計士夫妻にお願いしました。私の希望を伝え、予算も少ない中でDIYも取り入れつつ希望通りの事務所が作れるように設計してくれました。ありがとう!ゆかちゃん(建築設計mellhips)&ヨッシー(マルサンカクシカク)。

私はDIYど素人なので、全て友人の指示通りに動くのみです。指示通り動くと言えども難しいことはできない。ということで基本塗装担当です。組み立てなどの難しい部分は友人(旦那)が担当してくれました。

元々の部屋

もともとはこんな部屋でした。
以前はおしゃれな雑貨屋さんが入っていたため、これだけで十分素敵な空間。ブルーグレーの壁や板張りの天井に設置されたダクトレール。スポットライトや有孔ボードもそのまま残していっていただけました。

私の一番の希望としては「このワンルームの空間に、自分の作業用スペースとお客様との打ち合わせスペースを作りたい。そして打ち合わせスペースから自分の作業机は見られたくない。」ということでした。その希望を叶えるため、ワンルーム空間をパーテーションで仕切ることにしました。

パーテーションを作るなら何cmの木材が必要か、作業用スペースは何cm必要なのかなど友人が部屋の寸法を細かく測ってくれました。寸法をしっかり測る。これ、当たり前かもしれませんがめちゃくちゃ重要だなと思いました。

木材の塗装作業

年明けのお仕事は、事務所作りから始まりました。まずは友人と一緒にホームセンターや100均へDIYに使う材料の買い出しです。
打ち合わせ用のテーブルセットは購入しましたが、自分の作業机とパーテーションはDIYで作ります。

ホームセンターで購入したベニア板やパーテーション用の2×4材を友人の設計通りにカットしてもらい、あとはひたすら塗りまくる。木材のカットはホームセンターでやってもらえます。

1枚のベニア板をどのようにカットしてもらうかも重要です。無駄な板が出来るだけでないようにパズルのように板を組み合わせます。ホームセンターで方眼紙に何度もベニア板のカット方法を書き込む友人。何とも心強い。受験生のように使い込まれた消しゴムが彼女の仕事に対する姿勢を物語っています。

ベニアをカットしてもらい、さっそく塗装作業。使用した塗料はこれ↑↑。
使用する塗料なども全て友人に選んでもらいました。ホームセンターにはたくさんの塗料があり、私一人だとどの塗料を選べばいいのかもわからなかったと思います。

ベニア板に塗装すると、こんな感じになります。

友人と一緒にひたすら塗って塗って塗りまくる。
塗装慣れしている友人は、右手の動きが早すぎてブレております。
作業は汚れてもいい服で常に換気しながら、100均のゴム手袋をしながら。

ひたすら塗りまくりました。翌日は筋肉痛になりました。

作業机の組み立て作業

塗装が終わったベニヤ板の組み立て作業です。ここら辺の作業は私はノータッチ。全て友人(旦那)に託します。

ベニヤ板で収納ボックスを作ってもらいました。さらにレーザープリンターを置くためのボックスが欲しいという私の要望に応え、レーザープリンターサイズに合わせたキャスター付きボックスも作ってもらいました!

上から見てもピッタリ!

これらの収納ボックスは作業机の下に格納。寸法もしっかり測ってもらっているので、サイズピッタリです。

作業机の天板ですが、天板は大工さんにお任せしました。
組み立てた収納ボックスの上に天板を設置し、作業机の完成!

ちなみに収納ボックスには100均で購入した「キズ防止フェルトクッション」をつけております。100均は本当に何でもあって便利!

アイアン風塗装作業

先ほどは木材の塗装でしたが、アイアン風塗装作業もありました。
主にパーテーションで使用するパーツをアイアン風にペイントしていきます。

使用した塗料はこちら。「塗るだけで金属のような質感」アイアンブラック。ブラックの他にもホワイトとかもあった気がします。

アイアンペイントしたい材料はこちら。シルバーの細いパイプは、パーテーションに取り付けて、そこから植物をつるすための棒です。アイアン風の棒はホームセンターでも売っていたのですが、既製品は少し太かったため、細いパイプをペイントしてアイアン風パイプにしました。

茶色のプラスチックもパーテーションに利用するパーツです。本を飾れるようにするのですが、本が落ちないようにストッパーの役割をはたしてもらいます。

細かい物が多かったので、塗装用のハケではなくこれまた100均で購入した習字用の筆で塗りました。

塗料を塗って、無事アイアン風になりました。

アイアン風パイプをパーテーションにとりつけるためのソケットもアイアン風に塗ります。ちょっと光でわかりづらいですが、右と真ん中のソケットが塗装前、左のソケットが塗装後です。

パーテーションの組み立て作業

一番の大仕事、パーテーションの組み立て作業です。この作業ももちろん友人(旦那)担当。本当にありがとうございます。

パーテーションは「LABRICO」を利用して作ります。簡単にいうと突っ張り柱を作るための器具です。LABRICOに2×4材と呼ばれる木材を使用することで好きな場所に柱を立てることができます。「こんな便利な物があるのか!」とDIY初心者の私は驚きました。

古材風に塗装した2×4材をLABRICOを使用して立てていきます。

そしてそこにこれまた塗装したベニア板を設置。板の高さが高すぎると圧迫感があるし、低すぎると作業机が隠れないしで、色々とベストな高さを計りながらの作業です。

大体の寸法を決めると、あとは板を柱に固定。これで作業机が見えなくなりました。簡単に書きましたが大変な作業だったと思います…

柱の上部はこんな感じです。天井もビスで止めてあります。LABRICOにも種類がいくつかあるようで、今回使用したものはアイアンタイプの物です。

ストッパーをつけているので、本も落ちません。パーテーション上部の棒は、花を飾るために取り付けました。

フラワーアレンジメント

女子っぽい事務所にしたい!という希望があったので、フローリストさんにフラワーアレンジを頼みました。

こちらアレンジ前の照明↑↑。これはこれでとても可愛いです。フラワーアレンジするか迷いました。

そしてこちらがアレンジ後の照明。フローリストさんのセンスに全てお任せで作ってもらいました。一気に華やかに!

さらにパーテーションの上部の空きスペースにもアレンジを。可愛い!

小物類の制作

事務所で使用する小物も事務所のテイストに合わせて塗装しました。100均で購入した物を塗装。本当に100均は何でもある!

これらが、こうなる。

パンがこんがり焼けたみたいな感じですね。美味しそう。

カーテンの制作

部屋で使用するカーテンも一部手作りです。茶色のカーテンは裁縫の得意な祖母に作ってもらいました。手芸屋で好きな生地を購入しカーテンにしてもらいました。神がかり的にサイズがピッタリです。

左のネイビーのカーテンは、カーテンそのものは既製品を購入しました。ただカーテンレールがない場所に取り付けたかったため、100均の突っ張り棒に同じく100均のステンレスピンチでカーテンをつっています。

今回初めてDIYをしてみましたが(と言っても塗るだけ)、ホームセンターや100均には可愛いDIY素材がたくさん揃っており、セルフビルドで色々できるので今後もゆっくりとDIYを続けていければなと思いました。

実際に完成した事務所の様子は下記の記事に書きました。お時間あればこちらもぜひ見てみてください!