私はウェブ解析士資格を取得した後、上級ウェブ解析士も取得しました。受講料は少し高かったですが、今となっては取得してよかったと思っています。
ウェブ解析士資格を取得しているけど上級ウェブ解析士の取得は迷っている方の判断材料になればと思い、私が上級ウェブ解析士を取得してよかったなと思う事を書いていきます。
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ウェブ解析士と上級ウェブ解析士の違いは?
ウェブ解析士と上級ウェブ解析士の違いですが、ウェブ解析士は「幅広いウェブマーケティングの知識を学びそれを実務に活かす」という感じですが、上級ウェブ解析士はさらにそこを掘り下げ「プロのウェブコンサルタントとしてウェブマーケティングを通してクライアントの事業の成果につなげる」という感じだと思います。
上級ウェブ解析士の試験はウェブ解析士試験と異なり、講座と試験がセットになっています。資格を取得するためには、上級ウェブ解析士認定講座を受ける必要があり、「事前課題」「中間課題」「終了テスト」をクリアして、晴れて合格となります。
上級ウェブ解析士試験の目的は簡単にいうと「実際にウェブマーケティングを通して顧客のビジネスの目標達成に貢献できる人材を育てること」です。ウェブ解析士試験でその土台となる知識を習得し、上級ウェブ解析士試験で実践を通してその知識を実務で使える段階まで持っていくという感じです。そのためウェブ解析士上級の講座内容は実際の顧客を想定し「事前課題で、事業分析・経営戦略の策定」「中間課題でマーケティング戦術書を作成」「修了レポートで提案書に落とし込む」というカリキュラムになります。
この試験の流れの中でペルソナやKGI・KPIを設定したり、フレームワークを活用して戦略を立てたり、仮説に基づいたユーザー導線を定めたり等々、実際の顧客を想定した事業戦略を講師であるウェブ解析士マスターと共に立てていきます。
事前課題・中間課題・終了レポートで合格点以上を取れれば上級ウェブ解析士資格を取得することができます
資格取得までの一連の流れを通して、受講者は実際にクライアントを相手にしたウェブコンサルティングの模擬体験をすることができるのです。
実務に直結するノウハウが学べることが上級ウェブ解析士の特徴です。
上級ウェブ解析士資格を取得してよかったこと
さっそくですが実際に上級ウェブ解析士を取得してよかったことは下記になります。
- ウェブサイト単体ではなくウェブマーケティングという広い視点で考える事ができる
- ビジネスフレームワークなどの知識も増える
- お客様への提案の幅が広がる
- ウェブ解析士の繋がりができる
1つずつ見ていきましょう。
ウェブサイト単体ではなくウェブマーケティングという広い視点で考える事ができる
私がウェブ解析士を受講したのは5年前ほどですが、当時の私はウェブで集客する場合はとりあえず「ホームページ」を柱として物事を考えていました。集客するにも問い合わせを受けるにも、とりあえずホームページを基点としていました。
しかし上級の講座の中で学ぶ「事業戦略の策定」などを通して、ホームページはあくまでウェブマーケティングの中の一つの手段であると学びました。ホームページにどのような目的を持たせるかが大事であり、そのためには事業戦略で明確なゴール(目標)を定め、ゴールまでの道のりを考え(仮説)、ゴールまでに必要な導線を整えることこそ重要であると。
ホームページはそれ単体で動くこともできますが、よほどコンテンツが充実したサイトでないと成果を出すことは難しいです。特に地方の小規模企業のサイトなどは、どうしてもコンテンツ量が少なくなり、ホームページ単体ではアクセスも集めづらくその本来の力を発揮できない場合が多いです。
ホームページは24時間働いてくれる営業マンとよく言われますが、あくまでしっかりとした戦略の中で機能している場合にのみ当てはまります。
24時間働いてくれる営業マンにするためにはホームページ単体で考えるのではなく、ウェブマーケティングという一連の流れの中でホームページの役割を決定し、その役割を果たせるようなサイトを構築する必要があります。
このような考え方を上級ウェブ解析士の講座を通して学び、そしてその具体的な方法も上級ウェブ解析士の試験の中で学ぶことができました。
ビジネスフレームワークなどの知識も増える
3C分析やSWOT分析など、世の中にはビジネスフレームワークというものがたくさんあります。恥ずかしながら、私はウェブ解析士の試験を受けるまで、このようなビジネスフレームワークの知識はあまりありませんでした。
しかし実際にビジネスフレームワークを使ってみると、物事の課題やクライアントの立ち位置などが見えとても便利です。
今までフレームワークを使う機会がなかった方にとってはとても勉強になると思います。
お客様への提案の幅が広がる
上級ウェブ解析士試験を通して、ウェブマーケティングとはゴールまでの導線を考え、ゴールに到達するための施策を考え、それを繰り返し実践することだと学びました。
今まではWebサイト単体で物事を考えていましたが、SNSやウェブ広告・オフラインの広告など、全てをウェブマーケティングの点であると考え、それらを線で繋ぐ作業をすることで、ゴールまでの道筋は一つではないとわかります。
これらの一連の流れを理解すると、お客様の目標を達成する仮説をたくさん立てることができ、さまざまな提案ができるようになります。
ウェブ解析士の繋がりができる
上級ウェブ解析士試験は試験官も兼ねている講師から講座を受ける必要があります。また日時にもよりますが、一度に複数人で受けることもあります。このように講座受講を通して、同じくウェブ解析士を志す人たちとの繋がりができます。
地方フリーランスのウェブ制作者には上級ウェブ解析士の受講をお勧めします。

私は地方在住のウェブ系フリーランスの方こそ上級ウェブ解析士を取得してもらいたいと思っています。
実際に私が地方在住のフリーランスだからわかるのですが、私はウェブデザイナーという肩書きで活動していますが、お客様からの相談は多岐に渡ります。ウェブってついちゃってるから、IT関連に関して詳しいと思われるんでしょうね。「ちょっと聞いてみるんですけど〜」という感じでSNSについて聞かれたり、アクセスアップについて聞かれたり、メールの設定について聞かれたり、パソコンのバージョンアップについて聞かれたり、さまざまなご相談を受けます。
こんな時、全体的にウェブマーケティングについて学んでいると「ああ、こういう場合はこうした方がいいな」など簡単なアドバイスができるようになります。
また私のようなフリーランスに相談される方は予算も限られている場合が多いです。「予算がこれだけの場合、現状で提案できることは…」というように予算を加味してお客様に最適な施策を提案することが上手になりました。そして予算がネックになってできない施策については「今回は予算の問題でできませんが、〇〇もやってみるといいと思います。」という感じで一言言っておくと、次の提案に繋がりやすいです。
私が考える地方のウェブ系フリーランサーに関しては下記の記事に色々書いてありますので、お時間あればぜひ読んでみてください〜。
長々と書きましたが、これらの理由で私は上級ウェブ解析士の取得をお奨めしているので、興味がある方はぜひウェブ解析士の公式サイトをご覧ください!
Youtubeでも語ってます↓↓↓