お一人様起業の集客術・5つの大事なステップ【お一人様起業成功への道】

こんにちは。富山県でWeb関連のフリーランスをしております、桑島と申します。

フリーランスとして独立して10年目に突入しました。この間、同じような境遇だからでしょうか、お一人で起業・独立される方のご相談を結構受けました。どちらかというと女性のお客様の方が多いです。

もちろん全ての方ではないのですが、ご相談に来られる方には共通点があるような気がします。もし下記の共通点に当てはまる方は、ぜひ私のブログをこのまま読み進めてもらえたらと思います。

  • 売上も大事だけど、それよりも楽しく起業したい
  • そこまでの売上金額を目指していない
  • 開業資金はあまり準備していない
  • お金をかけないためにも自分でできることは自分でやりたい
  • 数ヶ月後にやりたいことや方向性が変わっている

とにかく「自分の好きなことで楽しくやりたい。」という方が多い気がします。私もその考え方には大賛成です。さらに「予算があまりない。なので起業時もできるだけ低予算で済ませたい。なので自分でできることは自分でする」という方が多いです。これも分かります。というか私もそうでした。

小さく始めて少しづつ大きくしていきたい。という感じでしょうか。いきなり「家族を養わなければいけないので、なんとしても売上を上げなければいけないのです。」というタイプの方はあまりいません。いや、正確にいうと、そのようなタイプの方は私のところに相談に来ていないだけだと思いますが。

あと、数ヶ月後にはやりたいことやお店のメニューなどが変わっている方もお見かけします。こんな場合も考えて、初期投資に大きな金額を使い、全てをガチガチに決めてしまうのもよくないなと感じます。

ですので、このブログ記事では「自分ができる範囲で小さく始めて少しづつ大きくしていきたい。」という方向けに書いております。

創業時に効率よく集客するためのポイント

ビジネスには「創業期・成長期・拡大期」など成長のステージというものがあります。

起業したての時期は「創業期」になります。創業期はとにかく少しでも多くの人に知ってもらい、顧客を作り出すことが大切です。

ここでは創業期に知っておきたいポイントをまとめます。

集客ツールには得意・不得意があることを知る。

自社サービスにとって最適な集客ツールは何か考えてみる。

創業期には「どうやってお客様を獲得するか」がポイントになります。
獲得方法は色々考えられると思いますが、なんらかの集客ツールを使って集客する方法が一般的です。例えば集客ツールとして下記のようなものが挙げられます。

  • ホームページ(ネットショップ含む)
  • インスタグラム・Facebook ・X(旧ツイッター)などのSNS
  • YoutubeやTikTokなどの動画ツール
  • 無料ブログ(アメブロなど)
  • LINE公式アカウント
  • Googleビジネスプロフィール
  • Google広告やSNS広告などのWeb広告
  • 新聞折込広告
  • タウン誌などへの掲載
  • チラシのポスティング
  • ショップカード・お客様紹介カード

これらの集客ツールには、得意不得意があります。

例えば、皆さんが集客ツールとして最初に思い浮かべるであろう「ホームページ」。ホームページは作り方や使い方によって最強の集客ツールになりますが、競合他社のサイトもありますので、その中から自社のサイトを見てもらえる確率は高くはありません。ましてや開設したばかりのホームページはGoogle検索などにも引っかかりづらいというウィークポイントもあります。「ホームページを作ったからこれで安心!」と思っている方は要注意です。

またインスタグラムは簡単に開設できますし、利用者も多いので人気がありますが、定期的な更新が必要です。「掲載する写真がない、更新する内容がない、魅力的な写真が撮れない」などですぐに更新が滞り、利用をストップしてしまう方も多いです。

「流行ってるから、簡単だから」などの理由で集客方法を決めるのではなく、自社サービスとの相性や自社のターゲット層(自社に来てくれるお客様の層)、また自社でそのツールを更新していけるかなどを考慮して、最適な集客ツールを選ぶ必要があります。

ちなみに、集客ツールというとインスタやLINEなどのオンラインで使うツールを思い浮かべがちですが、ショップカードや新聞の折込チラシ、店頭に置く看板なども立派な集客ツールです。店舗への来店が必要な業種では、ネットのツールよりも店頭看板などの昔ながらのツールの方が集客効果が高い場合もあります。

集客ツールは単体で使うのではなく、繋ぎ合わせて使うことで効果が上がる

それぞれの集客ツールは単体で活用するのではなく、繋ぎ合わせて使うことを想定して考えてみましょう。

例えば集客方法として「ホームページの開設」を考えたとします。

しかし実際にホームページを開設してみるとわかりますが、立ち上げたばかりのホームページにはアクセスはありません。Google検索に引っかかったとしても、検索順位が低く、ユーザーの目に触れる可能性は低いです。

この場合、ホームページまでの導線を考えてあげる必要があります。そこで「インスタグラムの開設・タウン誌への広告出稿」も検討してみましょう。

タウン誌に自社ホームページやインスタのQRコードを掲載します。それだけでは少し心もとないので、「インスタをフォローしてくれた方、10%OFF」というキャンペーンをしてみると、インスタのフォロワーが増える可能性が上がります。そしてインスタには魅力的な写真とともに自社のホームページへのリンクも貼り付けます。インスタでは積極的に他ユーザーの投稿にいいねを押してみたり、ハッシュタグをつけてインスタ内の検索で引っかかるようにしてみましょう。

このようにインスタグラムとタウン誌からホームページへと導線を作ることで、ホームページのアクセスを増やします。

集客ツールは単体で活用するのではなく、つなぎ合わせて活用すると効果的です。

自分に必要な集客ツールを見つけるため、ロードマップを書いてみよう

集客ツールの重要性について説明してきましたが、まずは複数ある集客ツールの中で何を使ってお客様に来店してもらうかを考える必要があります。

それを考える際に役に立つのが集客までのロードマップ(計画表)です。
ロードマップを書くことで「お客様がどのようにして自社を知ってもらって、サービスを購入してもらえるか」が分かりやすくなります。

ロードマップの書き方に決まりはありませんが、下記のような表が簡単でわかりやすいかなと思います。

では次にロードマップの書き方をご説明します。
※ちなみにこちらのロードマップは、ページ最後でダウンロード可能です!

実際にゴール(購入される)までのロードマップを作ろう!

ゴール(購入される)までの道のりは下記のようにステップごとに分けて考えると分かりやすいです。

  • ステップ1:まずは知ってもらう
  • ステップ2:興味を持ってもらう
  • ステップ3:比較検討してもらう
  • ステップ4:同業者の中から選んでもらう(ゴール)
  • ステップ5:リピートしてもらう(次へのステップ)

ステップに分けて考えることで「ゴールへ繋げるためにするべき事は何か」が見えてきます。

ではそれぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

ステップ1:まずは知ってもらう

まずはあなたが始めようとするサービスについて「知ってもらう」ことが大事です。言葉を変えると「認知してもらう」

ここで重要になってくるのは「どのようなツールを使って情報を発信し、みんなに知ってもらうか」です。

情報の発信方法として「ホームページを作る」というのはよくありますが、すでに説明しましたが、起業初期段階でホームページのみを武器としてサービスを知ってもらうことはかなり難しいです。「まずは知ってもらう」ために有効な手段として下記のような方法が考えられます。

  • インスタなどのSNSで発信
  • Googleビジネスプロフィールに登録する
  • タウン誌に掲載してもらう
  • 知り合いに開業の連絡をする
  • 知り合いのお店に置いてもらうためのショップカードを作る
  • ホームページを作って、Google広告をだす
  • 地元の蚤の市やフリーマーケットに出店

最近多いのは「インスタグラムで発信」でしょうか。私もこれはおすすめです。ただし飲食店や衣料品店など、ある程度掲載するネタに困らない業種にはおすすめですが、写真で説明できないような業種は投稿するネタがすぐに尽きてしまったりします。ですので相性が悪い業種もあるかと思います。

また例えば知り合いが多ければ、知り合いに連絡したり、ショップカードを置いてもらうのも効果的です。この場合、ショップカードを作る必要がありますね。

「ホームページは検索結果で表示されるまでが大変」と書きましたが、Google広告などを使い、一気に検索結果の上位に表示させる方法もあります。しかしこの場合、ホームページを作る代金と広告代金がかかるので、ある程度予算が必要です。

まずはどのようにして自分のサービスをみんなに知ってもらうか、考えてみましょう。

ステップ2:興味を持ってもらう

ではステップ1で自分のお店を知ってもらったとします。しかしそこで満足してはいけません。ここから少しでも自分のサービスに興味を持ってもらい、覚えてもらわなければいけません。

同業他社はたくさんいます。まずはその中であなたに興味を持ってもらい、覚えてもらう必要があります。例えば「お店の内装・外装が可愛い」「商品が可愛い」「遅い時間でもやっている」「立地条件が良い」「オーナーの技術が高い」「オーナーが個性的」など、覚えてもらうための何かを考えてみましょう。

最近は「手書きのロゴが可愛い」なんてお店もよく見かけます。手書きのロゴの場合、自分で作れば予算はかかりません。このように、何か一つでも興味を持ってもらえるようなものがあると強いです。

ちなみにあなたのサービスが実店舗があるサービスの場合、ステップ1に書いてある「地元の蚤の市やフリーマーケットに出店」の場合、「知ってもらい、興味を持ってもらう」の2つが同時にできます。

次のステップは「比較してもらう」になりますが、比較してもらうためのスタート地点に立つためには興味を持ってもらう必要があります

ステップ3:比較検討してもらう

お客様はあなたと他の同業他社を比較してサービスを購入する・しないを決めます。同業他社と比較検討され、そこで優位となる何かを持っている必要があります。

ここで必要なのか比較検討してもらうための材料をしっかりと発信しておくこと。

たくさんの情報を掲載するツールとしてホームページが最適。最近では自分で簡単に作れるホームページツールがたくさんありますので、プロに頼む予算がない場合は自分で作るのもありです。ホームページがなければインスタで投稿をトップに固定してメニューを書き出すなどでも大丈夫です。

また「メニュー表」や「お店のパンフレットを作る」など、紙媒体でも比較検討してもらえるツールを作ることも効果的です。

ホームページやメニュー表などを用意して、比較検討してもらえる情報を発信しましょう。

ステップ4:同業者の中から選んでもらう(ゴール)

さあ、比較検討してもらったのであれば、ゴールはすぐそこです。ゴールに来てもらうための動機づけをしましょう。

せっかく比較検討してもらって、競合他社より魅力がなければ残念ながらあなたのお店には来てもらえません。あなたのお店に行きたいと思ってもらえる動機を作り出しましょう。

例えばあなたのお店でしかできない技術や買えない物などがあれば強いです。「県内でここだけができる」「都内で人気の〇〇が購入できる」など。選んでもらえる動機になります。

もし「純粋に技術力の高さで勝負したいけど、技術力の高さを発信する方法が難しい」というのであれば「ご新規様限定メニュー」などのお得なサービスを作り、とりあえず来てもらってあなたの技術を体感してもらいましょう。価格勝負に持ち込むと、後々難しくなりますが、自分の技術を体験してもらわなければ始まりません。そこから接客姿勢を見てもらいファンになってもらいしょう。

あなたのサービスを購入するための何か動機になるものを作り出しましょう。

ステッピ5:リピートしてもらう

ステップ4がひとまずゴールですが、商売を続けていくとなると購入し続けてもらう必要があります。そのためには、新規のお客様を見つけ続けるよりも、1度来てくれたお客様にリピーターになってもらうのが一番。

リピーターを獲得するためには下記のような方法が考えられます。

  • LINE公式アカウントで友だち登録してもらい、お得情報を送る
  • ポイントカードを作る
  • 誕生日カードで割引

パレートの法則を聞いたことがありますか?パレートの法則とは「あなたの顧客全体の2割の顧客が8割の売上を生み出してくれる」という法則です。

つまり、2割の大切な優良客により、8割の売上が見込まれます。この2割のお客様を作ることが、ビジネスが成長するコツです。

新規顧客がリピーターになってくれるようなアイデアを考えてみましょう。

さあ、上記の内容を踏まえて実際にロードマップを作ってみましょう。

今回は「新規ネイルサロンのロードマップ」を作ってみました。

これはあくまで一例ですが、さまざまなロードマップが書けると思います。
ロードマップのPDFは下記よりダウンロードできますので、ぜひ起業をしたいと思っている方は、ご自身のロードマップを書いてみてくださいね!

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